【武蔵野シティ】モデルは三鷹駅北口のあのチーム?アオアシは指導者の成長も泣ける物語【サッカー漫画】

望に惚れるよね!惚れずにはいられないよね?
何って『アオアシ』の話ですよ奥さん!
まずサッカーの話なのでね、ここで書いちゃいます。本稿の内容はすげー今更ですが、そこはおいておいて。

しかもこのアオアシの話、三鷹と十条にちょっとだけ関連しているのですよ。
8巻から11巻は武蔵野蹴球団戦。これね完全に東京武蔵野シティのU18チームがモデルなんですね。
東京武蔵野シティは三鷹駅(武蔵野市だけど)からのスタジアムでも、十条駅(西が丘だけど)からのスタジアムでも試合をしているんです。
まあ言い訳はおいておいて…。とりあえずコーチの望さんに惚れようって話です。

育成に携わる指導者の物語。
この11巻までのアオアシは、育成年代を教える指導者の物語でもありました。Bチームの監督である伊達望は、かつてセレクションで葦人の合格に異を唱えます。しかし実際にBチームでめきめきと頭角を現していく葦人に考えを改めさせられます。とある試合中、プレーについて葦人と話した伊達は、クールな表情を崩し「本当によく見えている」と笑顔をみせるのです。
自分の想像を超えた成長をみせる葦人に、ユースの子供たちは“計算ができない存在”であると知ることに。

武蔵野蹴球団の監督、佐竹に伊達は感心する。
「各年代でそれほど注目されていない選手達をここまで強く」
そこで佐竹はできない人間の気持ちがわかるんですよ、と言います。
セレクションで落ちた、技術の質が落ちる選手達に苦戦するエスペリオンをみて
すべてを理屈で考えるのはやめるべきと述懐します。自分にも言い聞かせるように。

ハーフタイムのミーティング前、Aチームの監督である福田がやってきます。
福田はチームを立て直せるのは伊達だけだと言います。
だが伊達は育成、ユースという場所は、選手の手ほどきだけをするべきだと考えており、試合中直接指示してしまうことに躊躇していました。
選手が育つために悩んでいる、自分は福田のように強くないからだと口にします。
しかし福田はコーチとして自分も未熟であると認めていたのです。
常にスター選手だった福田、監督となっても自信満々でいる男がこう言ったことは伊達にとって驚きだったようです。
「このチームは望、みんなお前を頼りにしている。」「お前のチームだ、望。頼むぜ。」
伊達もまた、前を向き、選手たちが驚くほど具体的な指示をし、チームをまとめ上げた。試合に勝つために。

11巻には未収録ですけど武蔵野蹴球団戦の後、佐竹が伊達のもとにやってきました。
試合中、佐竹はJユースが技術だけで押し込んできたのかと思い込み油断した、自分の未熟さが悔しいと語ります。
また佐竹はJユースが粗削りだが葦人の光る才能を見つけて入団させたことに感動していた。単にうまいだけではない、計算を超えるかもしれない選手の能力を磨いていることを。

伊達はAチームに昇格が決まった葦人に、自分の可能性を信じ、少しずつ足元を固めろと前向きなエールを送るのでした。

あーすっきりした。
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