【十条】2011年の帰宅困難者【2011年3月11日】

※古いブログから転載しました。画像などは一切ありませんので、読める方だけ最後までどうぞ。

外部の方と打合せ中でした。
その方もマジ泣きしそうでしたね。その分こっちが冷静になりましたが。
俺はパーティションをささえてました。まわりは悲鳴をあげることなくざわざわしてるだけ。
揺れがおさまったあと、みんなすぐ逃げずにパソコン、スマホ、携帯をいじりはじめる。

まてここ六階ですが…とりあえず周りに軽く声をかけて
打合せ中の方と外へ逃げた。

外で軽い揺れを感じつつ、その十分後くらいに会社の人間もぞろぞろ降りてきた。
聞いたら点呼とってたらしいんですけど。
パニックにならないのはいいけどノンビリしすぎだろうと。情報はなくてもありえないくらい揺れたんだぞと。

しかもビルの横に大集合。このビル地下駐車場になってて揺れるし、もし底が抜けたら…と思って
離れたところで待機。フランス語で外人に話しかけられたけどわからんかった。
おたくらも怖いだろうけど、俺らもこんな揺れ、初めてなんだよ。

docomo、SoftBankはメール、通話できず、唯一auはメールできるようだったので、母親に
同僚ですが俺は無事だとメールしてもらう。
しかし返信はなし。
家族からちょいちょいメールはあるけど、返信してもその返信がなく
届いているのかどうかわからずな状況。

会社で一人アイフォン+ポケットwifiを持っている人が、奥さんとスカイプしてた。
ああ、これは凄い。やっぱりスマートフォン必要か…後の祭り。

ワンセグが唯一の情報源。携帯を5年変えてなかったことを後悔してました。
津波の映像は現実感はないものの恐怖はずっとありました。

元気に歩けるところまで帰るという、打ち合わせしてた方を見送って、
1時間くらいで一度会社内に戻ったところ、インターネットはつながるようで。
調べたところJRは本日早々と運休・本日中の復旧の見込みなしが決定。

その時考えていたのは、ただ帰りたいってことだけ。
しかし生まれて初めての強烈な体験でパニクっていたようで、
自転車屋でチャリを買った人たちが多くいたそうですが思いもよらなかった。

妹も新宿からチャリで吉祥寺に帰ったんだとか。
次あったらこれかな。(無いほうがいいんですけどね)

同じ方向に歩いて帰るという人間が結構おり、会社を出発。
1830くらい。ワンセグ携帯を持っている人間がいたので心強かったです。

途中携帯がつながるようになり、Twitterで情報を得ながら、
サントリー自販機がただになるとか聞いたりして引っ掛かりながら進軍。
ダラダラ話ながらだったので4時間があっという間にすぎ、秋葉原着。
思ったより店がやってるし、エロDVD屋さんには客が入ってるし、
地震なかったのか?とおもっていました。

ただ末広町のマックではコーヒーを無料で配っていました。
気を付けてお帰りください。という言葉と共にもらった
あたたかいコーヒーで体が緊張から覚めたのか、
突然膝に激痛が。やはりトシか…と思った時、地下鉄が一部動き出したという朗報アリ。

もうとりあえず上野で一息つこうということになり、万が一逃げられそうな
1階にあるラーメン屋さんに。
周りは酒飲んでて驚いたんですが、だってヘロヘロになったら逃げられないじゃんと。
食べてる間も明らかに揺れてたし。

23時半くらいに地下鉄の駅に入って乗った後、後悔しました。
乗り換え駅にはホームに入る列がずらり。
地下鉄は終夜運転するが、本数は少なく、人が乗りすぎて都心ではほとんど降りないため
数人ずつしか乗れないとのこと。
そんな放送を聞きつつ、切れることもなく大人しく並んでる人たちを尊敬しました。
冷静なのか諦めているのか。
地下は暖かかったのが救いでした。

家族からその辺の避難場所に泊まれと連絡ありましたが、
いまさらな場所に来てしまったのと、なんとしてでも帰るという意識で2時間ほど電車を待ちました。

結局生涯一のラッシュ状態になった地下鉄に乗り
家から徒歩30分の駅に3時過ぎに着。
携帯は繋がるようになり、家族と電話しながら歩いてたのに道間違えました。

もう裏目続き。でもようやくゴールがみえてきた。

足を引きずるように歩いて家そばのコンビニにイン。
女の子が一人品出し中でした。
夜中に女の子って…帰れなかったんかな。と思って支払い終わると、

「お気をつけてお帰りくださいね。」

本日2回目
…泣きそうになりました。

お前も気をつけろよと思いつつ、家に帰ると
いままで全く情報を得てなかったので、インターネットとテレビを見ながら情報収集…の途中
4時前に長野からまたデカイのが。

全く眠れませんでした。

結局母親から同僚のメールに返信はなかったそうで。
後日母親を問い詰めたら、オレオレ詐欺かと思ってたらしい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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